こんにちは、たんたんです。
今回は、「社会人の日本史学びなおし」として、東大のディープな日本史の第14回を扱っていきます。

・学生時代、もっと真面目に歴史を勉強しておけばよかった。
・日本史を学び直したいけどどうやったら勉強したらいいの?
と悩んでいる方は一緒に学んでいきましょう。私も社会人になってから、日本史を勉強しておけばよかったなぁと後悔して勉強を始めました。
今回は第14回「鎖国下での幕府の外交能力とは?」です。
テーマ14: 鎖国下での幕府の外交能力とは?(1990年第3問)
問題:
詳しい問題文・参考文は、東大のディープな日本史を参照してくださいね!
概要をいうと、
レザノフに読み聞かせた文書を参考として、鎖国下の対外関係について説明する問題です。
考え方のポイント
まず、資料文についてまとめていきたいと思います。
・我国の商戸(商人)外国に往く事をとどめ
→ 日本人の海外渡航を禁止
・ただ唐山(中国)・朝鮮・琉球・紅毛(オランダ)の往来することは互市(貿易)の利を必とするにあらず、来ることの久しき素より其いわれあるを以てなり。
→中国、朝鮮、琉球、オランダ とのみ貿易を行い、その他の国とは貿易しない

もう4カ国と仲良くやってるから、他の国は一切受け付けません。みたいな態度ですね。
解答メモ
これをまとめると、
というところだと思います。
まとめ
この問題を通して鎖国のイメージが変わった人も多いのではないかなと思います。
幕府は完全に世界との関係を絶ったわけではなく、あくまでも貿易と布教をセット売りするキリスト教を禁止したかったのです。
幕府は4カ国との貿易を独占的に行なって利益を独占したほか、オランダ風説書により、海外の情報も手に入れていたということも明らかになっているようです。
ちなみに鎖国という表現は19世紀初頭にできた訳語であり、17世紀の当時の様子とは少しギャップがあるように思えますね。
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