【社会人・おすすめ日本史勉強法】一揆の団結力のみなもとは何か?(東大のディープな日本史第9問)

日本史

こんにちは、タンタンです。

今回は、「社会人の日本史学びなおし」として、東大のディープな日本史の第9回を扱っていきます。

・学生時代、もっと真面目に歴史を勉強しておけばよかった。

・日本史を学び直したいけどどうやったら勉強したらいいの?

と悩んでいる方は一緒に学んでいきましょう。私も、理系選択者だったので高校で日本史はほとんど習っていません。社会人になってから、日本史を勉強しておけばよかったなぁと後悔して勉強を始めました。

東大のディープな日本史を使ったおすすめ勉強法の紹介

私が実践している勉強法は下の3冊を使います。

今回は第9回「一揆の団結力のみなもとは何か?」です。

テーマ9:一揆の団結力のみなもとは何か?

問題:

詳しい問題文・参考文は、東大のディープな日本史を参照してくださいね!
概要をいうと、院政期における武士の進出に関して、
A:傘連判状のような署名形式は,署名者相互のどのような関係を表現しているか
B 一揆が結成されることにより,参加者相互の関係は結成以前と比べてどのように変化したか
C 中世の人々は「神」と「人」との関係をどのようなものと考えていたか

について考える問題です。

考え方のポイント

A : 傘(からかさ)連判状とは

まず、傘連判状とは何か、用語集を調べてみました。

傘連判状:一致団結の意思を表す連判状。円形になる様に放射状に署名したことに由来。百姓一揆では、首謀者を隠すためにこの方法を取る場合がある。
今回は、文の前半である「一致団結」が主な目的ですね。

B : 一揆の前後での参加者相互の関係の変化

一揆の前:鎌倉時代は、家と一族に起因する血縁的結合が優先されてきた。
一揆の後:地縁的な結束が優先され、合議制による全体秩序が形成されてきた。

C : 中世における神の存在

神と人間との記述がある資料文を抜粋した。

資料文2
石清水八幡宮の神前でくじを引いて選ばれた足利義教を
「神慮により武家一味して用い申す武将」と評した。
資料文3
境内の大鐘をつき、結束を誓い合った。
鐘をつく行為は、その場に神を呼び出す効果があった。
資料文4
八幡大菩薩・厳島大明神がご覧になっているので、決して約束を破らない。

今でも「神に誓って〇〇しない!」みたいな宣言をしている人はいますよね。

また、一味神水について用語集で確認しましょう。

一味神水:一揆などの際、起請文を焼いた灰を入れた神水を飲み、心は一つだと誓い合う事。

すると、起請文と神水の意味もイマイチわからなかったのでさらに調べました。

起請文(きしょうもん):神仏を木版刷した紙の裏に記する事で、契約の遵守を神に誓った証拠文書。違反した場合は神罰・仏罰を受けるという意味が込められた。
神水:神前に備えた水。神に誓う際に飲んで結束を示した。

つまり、神を
・人間を超越した存在
・結束の遵守を誓う対象
・約束を反故にした際に罰則を与えるもの
として捉えている事がわかります。

解答メモ

これをまとめると、

傘連判状の署名形式から見る,署名者同士の関係
署名者同士の平等な関係性、一致団結を示す。
一揆の前後での参加者相互の関係の変化
一揆の前:鎌倉時代は、家と一族に起因する血縁的結合が優先されてきた。
一揆の後:地縁的な結束が優先され、合議制による全体秩序が形成されてきた。
中世における「神」秩序の成立に必要な結束を誓う対象であり、神罰という強制力によりその維持を保障する超越した存在。

というところだと思います。

まとめ

中世の「一揆」という民衆の生活様式、結びつきを出題してくるあたりが渋いですね!また、そこから、中世の人々の思想、神への意識が伺えるのも素晴らしいですね。

次回は「能と侘び茶の成立と広まり」について勉強していきたいと思います。

前:問8. 元寇で武士達は何のために戦ったのか?
次:問10.能や侘び茶はどの様にして生まれたか?

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