【ビジネスにも】東大日本史の入試問題から学んだ20個の人生の教訓

日本史

こんにちは、たんたんです。

私は学生時代全く日本史を勉強していませんでした。

ただ、社会人になって歴史の教養がないことに危機感を覚え、社会人の日本史学びなおし」として、歴史が面白くなる東大のディープな日本史 を用いて勉強をしています。

その中で獲得した日本史の知識ももちろん大事ですが、人々の太古からの営みを学ぶ中で「歴史から学ぶ人生の教訓」を学ぶ事ができました。

ここでは私が歴史から学んだ人生の教訓を20個紹介します。皆さんが共感してくれる発見が一つでもあれば嬉しいです。

教訓1:人や組織は外圧により成長する

まず、第1問白村江の戦い で我々が得るべき教訓は「人や組織は外圧により成長する」ということです。普段人や組織はなかなか変わらないものですが、第1問の場合、唐の朝鮮半島進出により危機感をえた日本が、急速に律令制の整備を固めたということがありました。
現代の日本でもコロナウィルスによる影響が出ていますが、それにより、テレワークやウェブ会議など、新しいそして効率的な方法論が採用され始めてきました。

【社会人のための日本史おすすめ勉強本】東大のディープな日本史講座 1.白村江の戦い
こんにちは、タンタンです。 今回から、「社会人の日本史学びなおし」をテーマに勉強内容をシェアしていきたいと思います。 ・学生時代、もっと真面目に歴史を勉強しておけばよかった。 ・日本史を学び直したいけど...

教訓2:権威性の大事さ

次に、第2問:8世紀の日本にとっての唐と新羅との関わり で我々が得るべき教訓は、権威性の大事さ」です。現代は情報が溢れ、いわゆる正しい情報がネット上に溢れています。その中で「誰が言っているか」が非常に重要視されます。

これを権威性といいます。心理学用語でハロー効果とも言いますが、その言葉の内容がその発言者により影響を受けることが知られています。つまり、これからの時代は、自分が何者であるかと言う側面が重要視されるため自らを成長させる必要があると感じました。

【社会人・日本史】東大のディープな日本史講座2.8世紀の日本にとっての唐と新羅との関わり
こんにちは、タンタンです。 今回は、「社会人の日本史学びなおし」として、東大のディープな日本史の第2回を扱っていきます。 ・学生時代、もっと真面目に歴史を勉強しておけばよかった。 ・日本史を学び直したい...

教訓3:厳しすぎる規則は人をダメにする

第3問:郡司は地方支配にどのような役割を果たしたか? で我々が得るべき教訓は、「厳しすぎる規則は人をダメにする」と言うことです。古代日本の失敗は、厳しい律令制をそのままの形で中国から導入し、国民に強いたことにある。と考えています。厳しい制度は国民を統制するのに重要ですが、あまりにも厳しすぎると人は言うことを聞かなくなる。現代の日本で考えると、ゴミ箱を完全に撤去したときに、かえって街にポイ捨てが増えてしまった。と言うこともあります。
我々は制度を考えるときは、それがいかに実態に則しているかを考える必要があります。

教訓4:バランスが崩れだすと元に戻せない

第4問:平安初期に律令国家や文化はどのように変化したか?  ここで我々が入るべき教訓は「一度、バランスが崩れだすと元に戻せない」と言うことです。平安初期はいちど崩れた律令制を現場に合う形で修正し何とか立て直そうとした時期でしたが、いちど崩れたバランスは元には戻りませんでした。我々も普段の生活や習慣についても日ごろからメンテナンスを行っておくことが大事と言う教訓です。いちどバランスが崩れるとそれを取り戻すのは非常に難しいです。最もシンプルな例は朝型夜型の生活バランスでしょうか。

教訓5:ルールにいち早く順応するのが一流、ルールを作るものは超一流

最後、第5問:摂関政治と院政の違いは何か? で得た教訓は、ルールにいち早く順応するのが一流、ルールを作るものは超一流」と言うことです。藤原氏が律令制の中で確固たる地位を築いたのは、外戚政策もさることながら、高い教養を持ち、律令制のルールを熟知していたことに他なりません。しかし、院政と言う新たなルールによって藤原氏の力は弱まってしまいました。つまり我々も、日ごろの社会の動きに即座に反応し、情報をキャッチアップする必要があります。一方でそういう常識をぶち破る超一流がいると言うことも覚えておかなければなりませんね。

教訓6:上からの押さえつける力がなくなると実力主義の新しい力が生まれる

まず6問目「平家はなぜ政権を奪取できたのか」で得られる教訓は、「上から押さえつける力がなくなると実力主義の新しい社会の力が生まれる」ことです。

その時代は、中央集権的な支配が緩む中で実力主義の武士の台頭が見られました。会社とかでも社長や上司の力がないときに、実力のある社員が出てきて、率先してチーム作りをするなど思いもよらない結果を結びつけることがあります。

教訓7:身分相応である大事さ

問7:北条氏はなぜ将軍になれなかったのかで学ぶべき教訓は、身分相応である大事さです。

この問題は、鎌倉時代に執権として実権を握った北条氏が、なぜ将軍になれなかったのかということを考察する問題でした。
実社会でも自分の器や立場を履き違えると、思わぬ反発を生んだり、意見が通らなかったりして疲弊してしまうことがあります。

教訓8:異なる視点から見る大事さ

問題8:「元寇で武士たちは国を背負って戦ったのか」で学ぶべき教訓は、「異なる視点から見る大事さ」です。

過去の教えでは、神風と呼ばれる暴風でモンゴル軍の船が沈み、敗走したと言う側面ばかりが注目されていましたが、世界史の観点で見るとまた新たな知見が得られたことがわかります。

詳しくは問題、解説ページに書いてありますが、元寇での日本の勝利は間接的に高麗軍のサボタージュが関連していた事は非常に興味深いです。

教訓9:日本人は神を結束や約束の証として用いていた

問9:「一揆の団結力の源は何か」で学ぶべき教訓は、日本人は神を結束や約束の証として用いていたと言うことです。神様を信仰の対象と言うよりも倫理的な規範として捉えていた。

今でも「指切りげんまん、嘘ついたらハリ千本飲ます!」と言うように、団結や約束を最優先にすると言う真面目な国民性がこの時から生まれたのかもしれません。

教訓10:流通が発達すると様々な文化が融合し芸術的な発展も生まれる

問10:「能やわび茶はどのようにして生まれたのか」から得られる教訓は「流通が発達すると様々な文化が融合し芸術的な発展も生まれる。」と言うことです。

現代はインターネットによって情報がリアルタイムに全世界に届けられます。

その中で今までは個人で面白いと思っていたことが全世界に認められる時代になっています。そのため、YouTuberのような職業が生まれたり、様々なコラボが生まれ文化や技術の発展サイクルがどんどん速くなっている印象があります。

教訓11:権威性がある言葉は強い

問11. 「秀吉の全国統一」から得るべき教訓は、権威性がある言葉は強いという事です。
秀吉は天皇の言葉を代弁した形で、国を治めるための策として発言をしたため、各大名はそれに逆らう事が出来ず、従わざるを得なかったという背景があります。

我々も発言をする時に、その論理の正しさだけではダメです。

「○○さんが言っていた」や、「〇〇でも採用されている」のように権威性を持たせることで意見が通りやすくなる事は、覚えておいて損はないですね。

本意ではないかもしれませんが人生そういうものかもしれません笑

教訓12:人生持ちつ持たれつ

問12:「江戸幕府と朝廷の関係性」で学ぶべき教訓は、人生持ちつ持たれつです。
この問題は江戸幕府と朝廷の関係性に関する問題でした。
教科書を見た感じだと、幕府が領地を縮小したり、宮中及びに公家諸法度などで、朝廷を厳しく管理、支配していたという印象を受けます。

しかし、この問題を解いていた時に気づいたこと。
それは、幕府も朝廷もお互いに自分の優位性を保つため持ちつ持たれつ的な関係を築いていたという事です。

幕府の征夷大将軍は天皇の任命が無いと効力を発揮しない一方、朝廷も幕府と敵対しない形で自身の権威性を保ち、影響を与えるといった図式が垣間見えました。

Win-Win の関係性を保つことは常に考えておく必要があります。

教訓13:困ったら下手なプライドは捨てる

問題13:「徳川吉宗が上げ米令を出したわけ

この問題で私たちが学ぶべき教訓。
それは「困ったら下手なプライドは捨てる」ということです。

上げ米令は簡単に言うと「すいません、幕府の財政がピンチなので皆さんカンパしてください!」という制度です。この問題では、財政の低迷の原因を考察しました。

しかし、私としては、その時の吉宗の心意気に感銘を受けました。
「ここで下手にでてしまえば、大名どもになめられますぞ!」
そんな声が側近から出たような想像はできます。

それでも頭を下げて助けを求めるさまは、逆に男らしい、潔いという事かなと思います。
時の将軍がそこまで開き直るのですから、我々も下手なプライドは捨てて助けを求める勇気を持つことが大事ですね。

教訓14:日本人は神を結束や約束の証として用いていた

問14:「鎖国下での幕府の外交能力とは?

この問題で私たちが学ぶべき教訓。
それは「見た目に騙されるな、本質を理解しろ
という事です。

この問題は「鎖国」という表記について、その実態の考察を我々に投げかけてくれたのかもしれません。詳しくはこちらのブログで。

鎖国というと世界のどことも交易をしていないように誤解してしまいますが、実態は違いました。中国、オランダ、蝦夷、琉球と4か国を相手に貿易を行なっていた時代です。

彼らが締めだしたかったのはキリスト教だったわけです。
実生活でも、タイトルや第一印象に惑わされて物事の本質を見誤る事は多いです。

教訓15:衣食足りて礼節を知る

問15:「能やわび茶はどのようにして生まれたのか」から得られる教訓は
衣食足りて礼節を知る」と言うことです。

化政文化で芸術が花開いた背景には経済の発展があったと思います。
似たような考えにマズローの欲求5段階説があります。

マズローの欲求5段階説

人間の欲求は…
・自己実現欲求
・尊厳欲求(承認欲求)
・社会的欲求(帰属欲求)
・安全欲求
・生理的欲求
の5段階のピラミッドのようになっていて、低い階層の欲求が満たされると、より高いの階層の欲求を欲するようになるというものです。

我々が今文化や芸術を楽しむ事ができているのは、日本が豊かなおかげという事です。
そして文化を楽しむには教養が必要ということも忘れてはなりません。

教訓16:本音と建前を上手に使い分けろ!

問16:明治新政府が内外に打ち出した方針とは?」から得られる教訓は
「本音と建前を上手に使い分けろ!」と言うことです。

明治新政府は、旧幕府との戦いの最中にありながら、欧米列強との非常に微妙な外交が余儀なくされただけでなく、民衆の声もある程度抑える必要がありました。つまり非常に難しいバランス感覚のもとで政治の舵取りが必要とされています。

この様な状況においては、本音と建前をうまく使い分けて困難を乗り切ることが重要ですね。過去の政治家達は今の議員を見て何を思うんでしょうか、、(遠い目)

教訓17:将来の目標を達成するためには現状の正確な把握が大事!

問17:大久保利通が描いた日本の将来像とは?」から得られる教訓は
「将来の目標を達成するためには現状の正確な把握が大事!」と言うことです。

大久保利通は岩倉使節団の経験をへて、日本に民主制の導入をする将来像を見据えました。しかし当時の日本は、旧幕府体制の封建制度が染みついている状態でした。その中で民主政治にガラッと変えるのは、風習的な所も民度的な問題でも難しいと判断したんでしょうね。そのような中で、「君主制的な感じで、富国強兵を目的に強力に牽引したり、民度を上げつつ、その後、民主制に移行していく方針」を打ち出した様です。

この様に自分の将来像を把握しながら、今出来ることをコツコツ積み上げる事が成功への秘訣という事でしょう。

教訓18:数値やグラフから事実を紡ぎ出せ!

問18:明治日本が産業革命を達成できた原動力とは?」から得られる教訓は
「数値やグラフから事実を紡ぎ出せ!」と言うことです。

この問題は、グラフから歴史的背景や産業構造を読み解くという問題形式でした。非常に面白い問題でした。文章を読解して、歴史的事実をまとめる問題だけでなく、無機質な表の背後にある歴史的事実を見つけ出す事が、客観性を持った歴史観、人生観につながるのではないでしょうか。

教訓19:引き下がれない状態になってしまう前に出来ることはないか。

問19:協調外交以外に日本に道は無かったのか?」から得られる教訓は
「引き下がれない状態になってしまう前に出来ることはないか。」と言うことです。

ワシントン会議以降、日本は国際社会から孤立していくことになるのですが、その際に当時ジャーナリストとして活躍していた石橋湛山が「満州を棄てる事が日本が孤立しない唯一の道だ」という文章を発表しました。

しかし、当時の日本の状況を考えると、満州を捨てることは、ポーツマス条約で手に入れた、旅順・大連の租借権,長春・旅順間の鉄道とそれに付属の利権を一切捨てる事を意味して、到底出来る状況にはなかったのではないでしょうか。

我々も引き下がれない状況になる前に、何か打てる手がなかったか考える癖をつけた方が良いかもしれませんね。それがかなり難しいのですけどね。。

教訓20:緊急時の判断は話し合いだけで決まらない事もある

問20:憲政の常道」はなぜ終焉したのか?」から得られる教訓は
「緊急時の判断は話し合いだけで決まらない事もある。」と言うことです。

満州事変以後、政党解消に至るまでの時期、政党がその力を次第に失っていった。その中で」政党内閣は経済問題を解決できず、この時代の慢性不況に解決策を見出せなかった。その中で元老など、特権の意見、および財閥、官僚、軍部の台頭が台頭し政党の力が弱まりました。

この様に、緊急事態はいわゆる大きな力にすがる民衆の動きがあるという事。また、その中で正論だけでは通らない世の中の道理をわきまえておく事が重要なのではと思います。

まとめ

日本史を学んで何の役にたつの?

と言う人もいますが、このように日本史には、人生に役立つ教訓がちりばめられています。皆さんも流れを意識して、そして教訓が得られるように日本史を学ぶ事で、自分なりの教訓を得られると思います。
日本史を学ぶ意義は当時に起きたことからその原因を考え、これからの未来を予測しその対応策を考えることではないでしょうか。
愚者は経験学び賢者は歴史学ぶ
これは、鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルク(1815年-1898年)の言葉です。
社会人として、歴史を学んでおくことは必須の教養となるでしょう。

おまけ:オススメ書籍2選

歴史を楽しく学ぶためのおすすめ書籍を2つ挙げておきます!
暗記でなく、「理解する日本史」という印象の2冊です。

1:【2冊合本版】歴史が面白くなる 東大のディープな日本史

2. 公立高校教師YouTuberが書いた 一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書

それではまた!

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