こんにちは、たんたんです。
英検は何と言っても単語学習が一つの大きなヤマです!
英検準1級は、「大学中級程度」と言われており、高校の授業やセンター試験では出てこないような難しい単語も普通に出てきます。
そのため、英検準一級を始めてすぐに過去問などに挑戦しても、語彙問題を攻略できずに、「準1級は難しすぎる」と挫折してしまうことが多いです。
そんな状態にならないために、まずはしっかり単語を固めることが合格への第一歩です。
また、英検2級までは英検用の単語帳を使わずに、高校の単語帳などで対応できる場合もありますが、英検準1級からは専用の単語帳が絶対必要です。
ただ、その良質なレビュー記事が少なく

どの単語帳が一番いいんだろう?
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。どれが良いのか過去3回分の過去問での出題率を参考に徹底比較しました。
結論から言うと
詳しく説明していきます。
*この度2021年3月に 英検準1級に興味を持ったらはじめに読む本 (弥生ライフハック出版)を Kindle本で出版しました!
英検1級 パス単とキクタンと単熟語EXのそれぞれの特徴
英検準1級でる順パス単
英検準1級 でる順パス単とは旺文社が発行しているとても有名な単語帳です。
掲載されている 単語+熟語数は1850語 です。通称「パス単」と言われて多くの英検受験者に使用されています。
パス単は読者レビューも高いため、やはり英検用単語帳の王道と言えます。
英検1級単熟語EX
英検準1級単熟語EX とはジャパンタイムズ社が発行している、こちらも有名な単語帳です。
英検準1級単熟語EX は、掲載する単語が品詞ごとではなく出る順に並んでいる事が大きな特徴です。
掲載されている 単語+熟語数は約2400語 でボリュームがありますが、パス単に比べると1ページあたりの情報は最低限で覚えやすいと思います。
キクタン 英検準1級(アルク)
キクタンとはアルクが発行しているとても有名な単語帳です。掲載されている単語+熟語数は1120語、他の単語帳に比べて語彙数が少ないのが特徴です。

音声コンテンツも充実してますね!
キクタン英検準1級は読者レビューも高いため、やはり英検用単語帳の王道と言えます。
詳しくは下のリンクを参照してください。
【検証】パス単 VS キクタン 英検の過去問で何点取れる?
検証方法
今回は直近3回分の英検テスト(2020年9月現在)を検証用に使いました。
2019年第2回、2019年第3回、2020年第1回の3回分のテストです。
過去問はこちらの英検ホームページからアクセスできます。
調べ方は、語彙問題25問の正解選択肢の中から、そのいくつがキクタンに載っている単語または熟語かを一つ一つ調べました。全く同じ言葉でなくてもその派生語であればOKとしてカウントしました。
(例:happy→ happily や happiness はOK)
結果の詳細
その結果
単熟語EX:25点中 16点、正答カバー率 64 % (単語 14.7/21点、熟語 1.3/4点)
キクタン:25点中13点、正答カバー率52% (単語12/21点、熟語1/4点)
という結果になりました。
結果を見ると、パス単と単熟語EXがいい感じ、キクタンはうーんといったところですね。

キクタンより、英熟語EXやパス単の方が収録語数が多いから当然ですよね?!
という意見もあると思いますが、
ここの語彙問題での「パス単17点>キクタン13点」の差を大きいと見るか小さいと見るかだと思います。
ちなみに私はこの4点の差はかなり大きいのではないかと思っています。
まとめ
英検のリーディングは単語と熟語が25問、読解問題が16問あります。
読解問題は解くのに時間もかかり、本番のコンディションにより点を落とすこともあります。
しかし、単語と熟語は覚えているだけですごく点が安定します。確実に受かりたい人、単語を完璧にすると言う戦略が良いと思います。
ただ、小さい頃から英語のリスニング教育を受けている学生の方、帰国子女の方などリスニングが得意と言う方は、語彙問題に力を入れなくてもさくっと受かってしまうこともあります。
そのような方は、キクタンを使って、サクッと覚えることで合格に近づくと思います。
英検準1級は、合格率は低い難関試験ですが、語彙問題をしっかりとれば、何とか合格点が見えてくると思います。
私のオススメとしては、単熟語EXやパス単を使って、語彙問題を完ペキにすることが合格への近道かなと思います。
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