英検1級 2016-2 英作文 民主主義国は非民主主義国に積極的に民主化を進めるべきか

今回は2016年第2回のテーマについて勉強していきたいと思います。政治的な分野からの設問ですね。

英検1級 2016-2 英作文 民主主義国は非民主主義国に民主化を進めるべきか。

まず状況を整理すると、

国民の意見を広く取り入れる民主主義は良い。非民主主義国は国民の権利や経済的自由が犠牲になる可能性もあり、民主化を進めるべき

という意見もあります。一方で、

非民主主義国家が必ずしも悪いわけではない。リーダーの意見が通るので政策遂行スピードも速いし。そもそも民主化は国民の声によって達成されるべきで、外圧による強制的な民主化は紛争を生んだり、国家にとってマイナスになる。

というところが論点になると思います。

論点整理

民主主義とは何かというのは深く考えると難しいテーマです。ただ大前提は民主主義においては、国民主権・基本的人権・権力の分立と考えておけばよいでしょう。

つまり、それと反する状態は

君主や1つの党による独裁政治、人権が軽視されている、国民の意見が通らず権力が一極集中している国という事ですね。

ここでもう一度テーマを確認します。

民主主義国は非民主主義国に民主化を積極的に勧めるべきか

つまり、外国から働きかけた作為的な民主化は幸せをもたらすか。と言い換えることもできるかもしれません。

賛成派の意見

まず世界平和

非民主主義国家の中には独裁者の意向により、他国に対し武力による威圧を行うケースがあり、国際的平和を著しく乱している。民主主義国家がそのような非民主国を変えるため努力する事は当然だ。

次には経済発展

非民主主義国家は、大抵の場合、貿易などの経済活動に対し国家介入による制限が見られる。そればかりでなく、自国内の経済活動さえも制限される事が多い。つまり民主化を進める事で世界の経済的発展につながる。

最後は人の安全安心

非民主主義国家では人権が尊重されない。そのため国家に異議を唱える人は投獄され、殺されるケースが見られる。人民の基本的人権が十分尊重され、命の安全が保障された国家に変える努力を民主主義国はするべきだ!

この考え方でいけば外さないと思います。

反対派としては

民主主義国は決断が遅く、経済的メリットを失う

民主主義は広く国民の意見を聞き、何事も決断する必要がある。その為、政策の実現までに時間がかかる。グローバル化が進む今日では情報やモノの移動の時間が短縮され、決断するスピードが成功の鍵となる。故に、民主主義国でみられる決断スピードの遅さは経済的なデメリットとなる。

マスメディアによる世論操作

民主主義は国民がそれぞれ自分の意思で代表者を選ぶ事が大前提となっている。しかし今日では、テレビ、インターネットなどのマスメディアの影響が強く、世論が簡単に形成され、操作される。この様な状態では民主主義はうまく機能しない。

民主化の押し付けは紛争をもたらす。

今日の中東問題に代表されるように、他国からの政治的な干渉は国家の混乱や紛争、テロリズムをもたらすことが多い。たしかに官僚政治にも問題点が多い。しかし、民主化は国家の内部の声により達成されるべきで、他国からの外圧により促されるべきでない。

 

マスメディア論は過去の英検でもよく取り入れられるので、経済や政治的なトピックの出題時には選択肢の1つとして持っておくべきだと考えています。

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