「東大入試で学びなおす日本史」 1995年過去問編(第1,2問)

東大の日本史過去問は日本史の流れを考える上で最高の教材だと思います。今こそ東大の日本史を通じて日本史を学び直しましょう。

私は、赤本、青本を参考に自分なりに問題に取り組んだ結果を載せています。
問題をご覧になりたい方は、こちら  に問題や解説が載っていますので参考にしてください。

1995年東京大学入試第1問

問題

A: 摂政と関白の共通点と相違点

B:   摂関政治の前期(9C末〜10C中期)と後期(10C中期〜11C中期)の比較

これは、なんとなく摂関政治というキーワードで覚えてた人には難しい。本質を突く問題だったと言えるわね。

 

解答例

 

A:摂政は天皇が幼少期に政治を代行し、関白は天皇の成人後の後見役である。どちらも天皇に関与し太政官の上に立ち、政治の実権を握った。

B:後期は摂政・関白がほぼ常に置かれ、天皇との外戚関係を持つ藤原北家により権力が独占された。しかし、前期は摂政・関白は常置されず天皇による親政も行われ、その政治的地位は安定しなかった。また、藤原氏北家が天皇家との結びつきを強め、他氏排斥により勢力を伸ばした。

1995年東京大学入試第2問

鎌倉末期から室町時代にかけての商業・貨幣流通のあり方(180字)

この時代は農業の発展や生産性向上に伴い商業が発展した。都市や交通の要地には定期市の他に常設の見世棚が開かれ、織物や工芸品を運ぶ行商人もいた。寄付を募る僧侶の活動もあり道路も整備され、遠隔地取引も盛んとなり、商品の中継や委託販売業が発達した。貨幣経済も浸透し、売買には中国銭が利用された。年貢の代銭納が行われたほか、遠隔地取引には金銭の輸送を手形で代用する為替が用いられた。

 

日本史
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