こんにちは、薬剤師ライターのりょうたろです。
薬剤師として働いていると、
・「退職したいけど、人手不足で辞めさせてもらえない」
・「上司からのパワハラがつらい」
・「有給も取れず、心も体も限界…」
こんなふうに悩みを抱えながらも、「自分から辞めるとは言いづらい…」と我慢してしまう方は少なくありません。
実は私自身、薬剤師として働いていた頃に、強い引き止めにあったり、休職してしまったりということをを経験しました。
当時はまだ退職代行サービスという選択肢がなく、かなり無理をしてしまった記憶があります。
今のように退職代行が一般的になっていたら、もっと早く楽になれていたのかもしれません。
ただし、一つ言っておきたいのは、転職は良いことばかりでは無いですし、気軽に辞めることもおすすめしていません。
ただ、ブラック薬局からには正論は通用しないので逃げるしかないという事も事実です。
このあたりのことはこちらの著書で書いていますので、ぜひご参考にして下さい。
今日は、そんな限界状態になった薬剤師さんが利用すべき退職代行についてご紹介します。退職代行サービス会社はピンからキリまで様々です。

質の悪い退職代行サービスを利用すると「辞められない」「不利な状態で辞めることになる」などのリスクがありますので、是非、確認してください!
薬剤師の退職は想像以上に難しい
私も薬剤師として数年働いた経験があり、前職を退職する際はかなりもめてしまいました。人手不足を理由に引き止められ、「あと半年だけ」と言われ続け、最終的には体調を崩してしまうまで働くことに。結局、医師の診断書を持参してようやく退職できたという苦い経験があります。
同じ薬剤師として働く皆さんなら、こんな状況に心当たりがあるのではないでしょうか?
- 「急に辞められると困る」と言われ続ける
- 引継ぎが終わらない、終わっても「まだ」と言われる
- 人手不足だからと無理な勤務シフトを強いられる
- 有給休暇を取らせてもらえないまま退職日が迫る
- 「責任感のない薬剤師」と言われたくないというプレッシャー
医療の現場で働く私たち薬剤師は、患者さんの命に関わる仕事をしているからこそ、「辞めたい」と言い出しづらい状況に追い込まれがちです。でも、あなたの健康や人生も大切なものです。
薬剤師が選ぶべき退職代行の条件とは?
退職代行業者の中には、法律に基づかず運営されている一般企業も多く、交渉力に欠けるケースもあります。
薬剤師のように国家資格を持つ専門職が安心して辞めるには、以下のような信頼できるサービスを選ぶことが大切です:
・労働組合が運営している(法律上の交渉が可能)
・弁護士が運営している(法的な請求対応が可能)
・料金体系が明確で追加料金がない
選んではいけない退職代行業者とは?
民間の退職代行業者は要注意
民間の退職代行業者ができることは、「退職の旨を伝えるだけ」です。有休消化などを会社と交渉できず、単に「辞めます」と伝えるだけ。
今は、会社側もその辺りの情報をえていrトラブル対応ができないケースも。
詐欺業者も存在
実績や運営元が不明な業者には注意。特に料金が異常に安いサービスは疑った方が無難です。
薬剤師におすすめの退職代行サービス3選
ここでは、企業との交渉力が強い労働組合運営、または弁護士事務所が運営する退職代行サービスを3つ紹介します。



いずれも実績は十分な会社なので、自分の状況と予算感に合わせて選択してください!
1. 退職代行ガーディアン【労働組合運営・コスパ最強】
- 料金: 一律24,800円(税込)、追加料金なし
- 特徴:
- 東京労働経済組合(TRK)運営の法適合労働組合
- 即日退職対応可能(「明日からの夜勤には行けません」と伝えてもらえる)
- 24時間年中無休の相談受付
- 退職後の「やっぱり来てくれ」などのトラブル対応も料金内
退職代行ガーディアンは、即日退職に対応しており、会社とのやり取りは郵送のみで完結するため、精神的な負担が大幅に軽減されます。また、労働組合が運営しているため、残っている有給休暇の消化交渉なども対応可能です。
複数回利用する人もいるほど信頼性が高く、どの職場でも円満に退職できたという声も多いのが特徴です。費用も一律24,800円(税込)と明瞭で、他の退職代行サービスと比較してもコストパフォーマンスに優れていると評価されています。値段も良心的で、アフターサービスもしっかりしている印象があります。
ホームページにも多数の口コミがのっているので、是非確認してみてください。
>>東京都労働委員会認証の法適合組合【退職代行ガーディアン】 の口コミを確認する
2. わたしNEXT【女性薬剤師におすすめ・転職サポート付き】
- 料金: 正社員29,800円(税込)、アルバイト19,800円(税込)
- 特徴:
- 女性のみを対象とした退職代行サービス
- 女性スタッフによる対応で、女性特有の悩みも相談しやすい
- 無料の転職サポート付き(薬剤師の転職市場についても相談可能)
- 24時間年中無休の相談受付
薬局長からの個人的なLINEや時間外の電話対応、「女性だから」といった理由での雑務の押し付けなど、職場での性別に起因するストレスに悩む女性薬剤師も少なくありません。
わたしNEXTでは、女性スタッフが対応するため、こうしたデリケートな悩みも安心して相談でき、退職後には残業の少ない職場や希望条件に合った転職先の紹介を受けることも可能です。
>>女性の退職代行【わたしNEXT】
3. 弁護士法人ガイア総合法律事務所【未払い金、慰謝料請求などは弁護士一択】
- 料金: 一律55,000円(税込)
- 特徴:
- 弁護士が運営する退職代行サービス
- 未払い残業代や休日出勤手当の請求にも対応
- パワハラ・セクハラなどの慰謝料請求も可能
- 未払い金請求は着手金ゼロ、成功報酬制(回収額の20~30%)
24時間営業の薬局などで発生する深夜勤務に対し、残業代が正しく支払われていないケースは少なくありません。こうした金銭トラブルに対応するには、弁護士が運営する退職代行サービスを利用することで、退職手続きと同時に未払い賃金の請求も可能です。
特に弁護士法人ガイア総合法律事務所のように、法的な交渉力を持つサービスであれば、過去2年分の残業代なども法に基づいて回収できるケースが多く、スムーズな解決が期待できます。
>>弁護士法人ガイア法律事務所のHPを確認する
薬剤師だからこそ退職代行を利用するメリット
私たち薬剤師は、以下のような理由から退職が特に難しいケースが多いです:
- 人手不足が深刻な職場が多い:「次の人が見つかるまで」と言われ続けることも
- 責任感の強さが裏目に出る:患者さんのことを考えると「今辞めたら迷惑がかかる」と感じてしまう
- 専門性の高さ:「あなたにしか扱えない業務がある」と言われることも
- 医師や看護師など他職種との関係:退職の意思を伝えると「チームを裏切るのか」と言われることも
しかし、どんなに医療現場が大変でも、あなた自身の健康や人生を犠牲にする必要はありません。退職代行サービスを利用することで、感情的な対立を避け、法的に適切な形で退職することができます。
まとめ:新しい薬剤師人生のために
薬剤師としてのキャリアは、今の職場で終わるわけではありません。むしろ、あなたの知識や経験を活かせる、より良い環境が必ずあるはずです。
- 体調を崩してからでは遅いことも
- 「辞めたい」と思った時が、行動するタイミング
- 退職後の転職活動も視野に入れて準備を
私自身の経験からも言えますが、辞める決断をして次の職場に移ってから「もっと早く決断すれば良かった」と思うことがほとんどです。あなたの薬剤師としてのキャリアと人生の幸せのために、最適な選択をしてください。
それではまた!
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