悩んでいる人「安く行政書士の勉強を始めたいけど、スタディングとアガルートのキックオフ講座、どっちがいいの?」
この記事では、5万円以下の格安講座であるスタディングとアガルートのキックオフ講座を徹底比較します。価格・教材・サポート・合格実績まで、公式情報をもとに正直にお伝えします。
先に結論を言うと、
- 講義だけでなく、問題演習・過去問・記述まで講座内で回しやすいのはスタディング講座
- まず短時間で全科目を俯瞰し、紙の問題集などで仕上げていきたいならアガルートキックオフ講座
という違いがあります。
この記事では、料金、講義時間、教材、サポート、実績、口コミ、そして私自身が最終的にアガルートのキックオフを選んだ理由まで含めて、正直に比較します。
この記事でわかること
- スタディングとアガルートキックオフの料金・教材・サポートの違い
- 合格実績の「数字の読み方」
- どちらの講座が自分に向いているかの判断基準
- 各講座のリアルな口コミ・評判
基本情報の比較



まず、両講座のスペックを一覧で確認しましょう。
| 項目 | スタディング(スタンダード) | アガルートキックオフ |
|---|---|---|
| 価格(税込) | ミニマム34,980円〜、コンプリート69,400円まで | 43,780円 |
| 講義時間 | 約94時間 | 約55.5時間 |
| 問題集 | 講座内に含む(過去問・記述含む) | 含まない(別途購入必要) |
| テキスト | WEBテキスト(紙はオプション) | PDFダウンロード(製本なし) |
| 質問サポート | チケット制Q&A(有料) | なし |
| 合格特典 | お祝い金1万円分 | キックオフは対象外 |
| 対象者 | 初学者〜経験者 | 初学者・学習開始の足がかりに |
料金を徹底比較
スタディングの価格体系
スタディングはコースが複数用意されています(2026年度合格目標版)。
- ミニマムコース:34,980円(税込)
- スタンダードコース:54,000円(税込)
- コンプリートコース:69,400円(税込)
ペーパーレス版(紙テキストなし)を選ぶとさらに安くなり、スタンダードは44,000円、コンプリートは59,400円になります。
クーポン割引が適用されるケースがあり、10%OFFや15%OFFのクーポンが案内されています(時期によって変動)。分割払いにも対応しており、スタンダードは月々4,600円×12回の例が提示されています。
アガルートキックオフの価格
アガルートのキックオフ講座は43,780円(税込)です。
アガルートのフル講座は紙テキスト、過去問演習動画など含めて20万円近くしますが、そのインプット部分のみを凝縮したため、このような安い値段になっています。
教材・カリキュラムの比較
ここが両講座の最も大きな差です。
スタディング:インプットもアウトプットも講座内で完結
スタディングのスタンダードコースには、以下がすべて含まれます。
- 基本講義(約150回・約50時間)
- 過去問解法講座(約73回・約18時間)
- 記述式解法講座(約46回・約25時間)
- スマート問題集(約1,000問)
- セレクト過去問集(約400問)
- 記述対策問題(約100問)
「講義を見て → 問題を解いて → 過去問を解く」というサイクルを、アプリ一つでぐるぐる回せる設計です。1動画が5分程度の細切れなので、スキマ時間でもサクサク進められます。
アガルートキックオフ:インプット特化の「全科目俯瞰型」
キックオフ講座はインプット(知識を入れること)に特化した設計です。
- 講義動画(全科目・約49時間)
- 模擬試験1回分(6.5時間相当の冊子発送)
- 記述過去問データ(10年分)
公式ページに明記されています:「短答過去問集は本講座に含まれない」
つまり、択一式の過去問演習は自分で別途問題集を用意しなければなりません。この点を知らずに購入すると「思っていたのと違う」となる可能性があります。
また、テキストはPDFダウンロード形式(製本テキストの送付なし)です。紙で勉強したい方は印刷が必要になります。
講師の比較
スタディング:竹原健講師
早稲田大学卒で、教材作成・講義歴20年以上のベテラン講師です。基本講義・過去問解法・記述式解法など「すべての講座を担当」と明記されています。
アガルートキックオフ:豊村慶太講師
早稲田大学在学中に行政書士試験に短期合格し、LEC東京リーガルマインドで12年以上指導してきたベテランです。キックオフ講座も「全ての講義を担当」と明記されています。
私は豊村先生の講師の授業スタイルがめちゃめちゃ自分に合っていたので受講を決めました!自分に合うかどうかは、無料の体験講義や動画サンプルで確認するのがおすすめです。
合格実績について
両社とも合格実績を公表していますが、数字の性質が異なります。鵜呑みにせず、根拠まで確認することが大切です。
スタディング:「合格者の声 419名」
2025年2月時点の数値ですが、これは「合格報告に協力してくれた受講生の人数」です。全受講生に対する合格率ではありません。したがって「スタディングで学んだら○%受かる」という計算はできません。
アガルート:「合格率46.82%」
令和6年度(2024年度)の実績として「合格者数300名・合格率46.82%」を掲示しています。ただし注記には、「合格発表後のノベルティ付き受講生アンケートの回答をベースに算出」と明記されています。
つまり分母は「全受講生」ではなく「アンケートに回答した受講生」です。合格者のほうが回答する意欲が高い傾向があるため、この数値は実態より上振れしている可能性があります。
また、この合格率はアガルートの行政書士講座全体の数値であり、キックオフ単体の合格率として切り出された数値ではありません。
どちらの数値も「参考程度」として見るのが適切です。
ただし、どっちも実績十分なので、講師との相性をもとに決めるのが一番いいと思います!
返金・合格特典の比較
スタディング:合格お祝い金1万円分
原則返金不可ですが、「合格お祝い金10,000円分(デジタルギフト)」を合格者に提供しています(条件:合格後アンケート・体験談の提出等)。
アガルートキックオフ:特典なし
アガルートには「合格したら全額返金」「お祝い金5万円」という特典制度がありますが、キックオフ講座はこの対象に含まれていません。



アガルートの最大の特徴である「全額返金」を受けたい場合は、速習講座などを受講する必要があります。詳しくはアガルートのHPで確認してください。
口コミ・評判まとめ
スタディングの口コミ
良い口コミ
- 公式調査(n=368)によると、講義動画満足度92.0%、続けやすさ94.0%、コスパ満足度91.6%と高水準
- スキマ時間で進めやすい
気になる口コミ
- 「聞き取りづらい」「図解が少ない」という声も一部あり
- 「質問が有料(チケット制)」「紙テキストがオプション」をデメリットとして挙げるレビューが複数
アガルートキックオフの口コミ
良い口コミ
- 「豊村先生の授業はクオリティが高い」という評価が見られる
- スキマ時間で全科目を俯瞰できる
気になる口コミ・注意点
- 「問題集がない」「質問サポートなし」「製本テキストなし」は口コミ以前に仕様の問題
- 「合格特典の対象外なのを知らなかった」という声も
どちらを選ぶべき?判断チャート
スタディングが向いている人
- 問題演習まで講座内で完結させたい(過去問・記述対策もセットで欲しい)
- できるだけ低予算で始めたい(ミニマム34,980円〜)
- 困ったときにQ&Aで質問できる環境が欲しい
- 合格したらお祝い金がほしい
アガルートキックオフが向いている人
- まず全科目を55時間でサクッと俯瞰して、学習をスタートさせたい
- すでに過去問集を持っている、または別途用意できる
- いきなり10万円超えの本格講座はハードルが高い
- 15分単位の講義でスキマ時間を最大活用したい
- 豊村先生の授業を安く受けたい
筆者がスタディングではなくキックオフを選んだ理由
せっかくなので、筆者自身の話もしておきます。
実は、筆者は中小企業診断士の学習ではスタディングを使いました。当時、スタディング社長の綾部先生による中小企業診断士の講義が非常にわかりやすく、それがきっかけでスタディングを信頼するようになったという経緯があります。
ですから、行政書士の学習を始めるとき、最初の候補はスタディングでした。
両方の無料体験を受けてアガルートを選択した理由
ですが、実際に両方の無料体験講義を受けてみると、行政書士に関してはアガルートのほうが講師の力の入れ方を強く感じました。
スタディングの竹原先生ももちろん丁寧ではあるのですが、豊村先生の講義は行政書士試験への解像度と熱量が違うと感じたのが正直な印象です。
「問題集は紙で解きたい」
もう一つの理由が、問題演習のスタイルです。
スタディングはWeb上のスマート問題集・過去問が充実していますが、筆者は「問題を解くなら紙のほうが頭に入りやすい」タイプです。スクロールしながら選択肢を選ぶより、ページをめくりながら鉛筆で書き込む学習が自分には合っていると感じていました。
そう考えると、「スタディングの問題集機能にお金を払っても、自分はあまり使わないかもしれない」という気持ちになりました。
その結果、アガルートキックオフで豊村先生のインプット講義をしっかり受け、アウトプットは合格革命の肢別過去問集などの紙の問題集で補うという組み合わせが、自分には最適だという結論に至りました。
筆者の選択まとめ
- 講師の質:豊村先生の講義スタイルが自分に合っていた
- 学習スタイル:問題演習は紙の問題集のほうが定着する
- 結論:キックオフ(インプット)+合格革命等の紙問題集(アウトプット)の組み合わせ
もちろん「スマホで問題まで完結させたい」「まとまった学習時間が取れない」という方はスタディングのほうが合うと思います。最終的には自分の学習スタイルとの相性次第です。
まとめ
スタディングとアガルートキックオフは、設計思想がそもそも異なります。
スタディングは「インプット+アウトプットを一つの講座で回す」ことを目的に作られており、特にスタンダード以上は問題量も充実しています。「これ一本で本腰を入れて合格を狙う」人向けです。
アガルートキックオフは「全科目を短時間で俯瞰する」ことに特化した、いわば「学習の助走台」です。問題集は別途用意が前提で、質問サポートも合格特典もありません。これを理解したうえで使えば、コスパの高い入門講座になります。
どちらも申し込み後の返金は基本的にできません。無料サンプル動画で講師の講義スタイルを確認してから、自分の学習スタイルと照らし合わせて選ぶのがベストです。
あなたの合格を応援しています。







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