【英検準1級・文単】文で覚える単熟語だけで語彙問題が何点取れるか調べました(2020年度版)

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こんにちは、たんたんです。

英検は何と言っても問1の語彙問題が一つの大きなヤマです。

皆さんの中で語彙問題の対策で、文で覚える単熟語(準1級)(通称:文単)を使っている人もいると思います。ただ文単をやっていくうちに、ふと

テスト本番で、文単の内容は何点分出るんだろう?

と考える人も多いのではないでしょうか。

今回はその疑問を解消するため、英検準1級の過去3回分の語彙問題の正解選択肢の中から、文で覚える単熟語(準1級)に出てくる単語の数を調べました。

結論から言うと

このブログの結論!
文単を使って英検の語彙問題の対策をしてはダメ!!

詳しく説明していきます。

*この度2021年3月に 英検準1級に興味を持ったらはじめに読む本 (弥生ライフハック出版)を Kindle本で出版しました!

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目次

英検準1級 文で覚える単熟語の特徴

文で覚える単熟語は旺文社が発行している有名な単語帳です。

でる順パス単英検準1級 と並んで有名な単語帳ですね。

文で覚える単熟語は、様々な英文を読みながら、文脈を通して単語を覚えていく形式の本です。掲載されている単語+熟語数は1526語です。

私も文単を長文読解やリスニング対策として使っていました!

文で覚える単熟語(準1級)は読者レビューも高く、英文も英検の過去問から収録されているものもあり、トピックも非常に面白いです。

↓詳しい情報はこちらから↓

英検準1級 文で覚える単熟語は本当に試験に出るの?

ただ、私はずっと疑問に思っていました。

英検準1級 文単は本当に試験に出るの?

と言うことです。

文単を進めて勉強している人は多いですが、文単をやったところで、語彙問題の何点分をカバーできるのだろう?という疑問を持った人は私だけではないはずです。

ネットを見ても、

文単で勉強したら本番で〇〇点取れました!

という合格者の報告(自慢?)はあるものの、実際、文単の掲載単語が何点分をカバーしていましたと言う情報がありませんでした。

【検証】英検準1級 文で覚える単熟語だけで何点取れる?

検証方法

今回は直近3回分の英検テスト(2020年9月現在)を検証用に使いました。

2019年第2回、2019年第3回、2020年第1回の3回分のテストです。
過去問はこちらの英検ホームページからアクセスできます。

調べ方は、語彙問題25問の正解選択肢の中から、そのいくつが文単に載っている単語または熟語かを一つ一つ調べました。

全く同じ言葉でなくてもその派生語であればOKとしてカウントしました。
(例:happy→ happily や happiness はOK)

結果の詳細

その結果

2020年第1回: 単語21問中11問、熟語4問中1問 (計12点)
2019年第3回: 単語21問中4問、熟語4問中1問 (計5点)
2019年第2回: 単語21問中5問、熟語4問中1問 (計6点)
平均:単語21問中: 6.7問、熟語4問1問
(計25点中7.7点、カバー率 30%)

と言う結果になりました。

えっ!むちゃくちゃ低くないですか!!

以前に私のブログでは同じく旺文社から出ているパス単で25問中17点取れる、という検証をしています。
【関連記事:出る順パス単だけで語彙問題が何点取れるか調べました

それと比べるとかなり低い印象ですね。

実際の本テストでは、正解選択肢が載っていなかった問題でも、ヤマカンで当てたり、もう少し点数の期待値は上がるのではないかと思いますが、

文で覚える単熟語は語彙問題の対策には使えない!というのがこのブログの結論です。ただ、文単自体はすごく有用な参考書なので、使い方を間違えてはいけませんと言うことです。

まとめ

今回の調査で分かった事は、「文単だけでは語彙問題は歯が立たない」と言うことです。

やっぱり、この結果から見ると語彙問題はパス単だけに集中してその暗記率をいかに高めるかというのが重要だということがわかります。

一方で、文で覚える単熟語は、長文読解や、リスニング教材としてはすごく優秀です。基礎知識をつけるためにもすごく重要なテキストです。私もこの文単を読んでから英語の実力が上がったことが実感できました。

ただ、文で覚える単熟語は直前に詰め込むテキストではありません!じっくり基礎力をつけるテキストです!

皆さんも正しい参考書の使い方を身につけて、合格を勝ち取ってください。

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この記事を書いた人

元薬局薬剤師。今は一般会社で働き、副業ライター(月5-6桁)しつつ自由に暮らす30代男性。英語学習(TOEIC920点)やライティング、マーケティング、メンタル術など、社会で必要とされつつ、個人で稼げるために必要なスキルを磨いて、その様子を発信しています。
詳しい自己紹介は(https://iroirotantan.com/ryoutaro/)で

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