英検準1級の面接の最初の関門といえば、4コママンガを見ながらの状況説明のスピーチですよね。
私は、英検準1級をストレートで受かりましたが、英語のスピーチがスラスラ出てくるタイプではありません。いわゆる一般的な純ジャパです。そんな私が面接対策としてまず始めたこと。
それは英検準1級過去問集 (英検赤本シリーズ)を見ながら過去9回分の4コマ漫画のあらすじを表にまとめたことです。後半では、その具体例を載せましたのでぜひ参考にしてください!
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英検準1級の2次試験の4コマ漫画のあらすじをまとめてみた
見にくいですが、以下にそれらを載せています。
この問題は2019年度の英検赤本シリーズの掲載された分です。
これは、私が過去の出題傾向と、4コマ漫画のあらすじをまとめたものです。
すると、非常に大事な共通点が見えてきました。
2次試験の4コマ漫画研究で見つけた共通点
これらの問題は、一つ一つは見た目上異なったテーマに見えるのですが、
結局
2コマ目:解決策を練る
3コマ目:課題解決
4コマ目:新たな課題の出現
このパターンがほとんどを占めます。
この流れは今後もしばらく変わらないと思います。
1コマ目で発生した問題点に関しては、ある程度の解決策が得られるのですが、4コマ目で新たな問題が発生してしまい、決してハッピーエンドでは終わらないのです。
そして主人公は最終コマで微妙な顔をしています場合がほとんどです。
そして、面接官の最初の質問はこれです。「あなたが主人公だったら、どのような事を考えますか?」
面接の例題を解いてみよう
理屈はわかったから、具体例を教えてよ!
という声が聞こえてきそうなので、具体例をやってみたいと思います。
日本英検協会の準1級面接の例題(pdf)を見ながらその法則性を確認してみましょう。
タイトル「路上喫煙をやめてほしい女性の話」
1コマ目:課題・・女性の服が前を歩いている男性のタバコの火に当たって焼かれた。
例) A woman’s clothes were burned by the cigarette of a man walking in front of her while she was walking.
2コマ目:解決策を練る・・歩きタバコ禁止のキャンペーンに参加、署名した。
例) She joined the campaign to ban smoking while walking .
3コマ目:課題解決・・Smoking Area が設置されて一安心。
例) She joined the campaign to ban smoking while walking .
4コマ目:新たな課題の出現・・Smoking Area に人が密集して、路上に煙が流れてきた。例) The Smoking Area was crowded with people, and smoke was coming from the area. some people were coughing from the smoke.
1問目の質問 →あなたが女性だったら何を考えますか?
このように、毎回シチュエーションは変わるものの、その中身自体は毎回同じです。
なので、直近の過去問を何回か解いて、毎回使えるフレーズをストックしていくのが良いと思います。
まとめ
英検準1級の2次試験の勉強として、何から始めていいか分からない人は多いかもしれません。かつての私がそうでした。
しかし、まずは慌てずに過去問の研究から始めましょう。4コマ漫画は毎回テーマこそ違えどある共通のルールが存在しています。このパターンを知っているだけで合格の可能性は大きく高まる事でしょう!!
ちなみに私は旺文社の2次試験対策本は買ったものの全く使いませんでした。この出版が2011年と非常に古く、このルールから逸脱した問題が多かったからです。
現在、一番のオススメ面接本は英検準1級 面接攻略ポイント20 です。
参考記事
・本番の雰囲気を掴みたい人:「英検準1級の2次試験実況中継」のブログ
・旺文社の面接本を使わなかった理由:「私が旺文社の2次対策本をオススメしない理由」
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